桐生聖クララ会の始まり

桐生聖クララ会の始まり

 クララ会の原始会則は1875年尊者マザー・マリア・マッダレナ・べンテボーリオによってイタリアからアメリカへもたらされました。マザーによってまかれた種は成長し、その創立の1つであるボストンから、1965年桐生の聖クララ会は創立されました。桐生に禁域が定められるまで、創立者の姉妹達は日本語を学びながらその準備の期間、調布のカルメル会、聖母病院、瀬田のフランシスコ会の神学校、女子のアトメント会にお世話になりました。

 ある時期、様々な理由から人数が少なくなり6人だけになってしまいました。その時、私たちは現在唯一のアメリカ人で当時の院長だったマザー・メリー・パイウスを中心に典礼を大事にし、もう1度伝統的な隠世修道生活と聖クララの原始会則に立ち返るというチャレンジを選び取りました。より厳しい生活の中で、不思議と喜びは溢れ出て、召出しも増え、共同体は堅固なものとなりました。 神に感謝!