7月13日 金曜日

7月13日 金曜日

 聖母は毎月13日に戻ってくることと至聖なるロザリオを毎日唱えることの重要性を子どもたちに繰り返されました。今回は、「聖母だけがみなさんを助けることができるのだから、…ロザリオの聖母の誉れのために」ロザリオが唱えられるべきであることを加えられました。聖母の出現を信じない人がいた、というルチアの心配に同情して、マリアは、10月にご自分が誰であるかを表し、奇跡を行う、とおっしゃいました。他の人々の2、3の意向のために嘆願するルチアに答えて、神の母は、それらの恵みをいただくために、彼らは聖なるロザリオを唱える必要があると断言なさいました。イエズスを愛し、罪人を回心させ、マリアの汚れなき聖心に対する侮辱を償うために自らを生贄として捧げるよう励ましてから、聖母は3人に、恐ろしい地獄のビジョンを見せました。それは子どもたちを深く打ちのめしました。これが、ファチマの第1の秘密です。マリアは子供たちに優しくおっしゃいました。「あなた方は、あわれな罪人が地獄に落ちていくのを見たでしょう。この罪人を救うために神さまは私の汚れなき心に対する信心を世界に広げるように望んでおられます。もし、私がこれからお願いすることが実行されれば、たくさんの霊魂が救われ、世界は平和になるでしょう。」それから、今では慣れ親しんでいる、至聖なるロザリオの各玄義の後で唱えている祈りを子どもたちに教えました。「あぁ、イエズスよ、私たちの罪をおゆるしてください。私たちを地獄の火から救い、すべての人々、殊におんあわれみをもっとも必要としている人々を天国に導いてください。」
 聖母は第2の秘密も明らかになさいました。「戦争は終りに近づきました。しかし、人類が神に逆らうことを改めないなら、教皇ピオ11世の時、もっと大きな不幸が起こるでしょう。あなた方は夜間に、神による大きな不思議な光が輝くのを見るでしょう。これは、神がこの世界にその罪のための罰、すなわち戦争、飢饉、教皇と教会に対する迫害を下されるという大きなしるしです。私は、ロシアを私の汚れなき心に奉献し、初土曜日に御聖体拝領をするようにとお願いするために来ました。私の願いを聞き入れるなら、ロシアは回心し、平和が訪れるでしょう。そうでなければ、ロシアは、戦争と教会への迫害の原因となる自分の間違いを世界中に広めることになります。善意の人々は殉教し、教皇はたくさん苦しむことになり、多くの国は滅びるでしょう。最後には、私の汚れなき心は勝利します。教皇は私にロシアを奉献し、ロシアは回心させられ、この世界に一時の平和が与えられるでしょう。ポルトガルでは、信仰の教義はいつも保たれるでしょう。」
 第3の秘密は、近代に起こった、教会とその子らに対する邪悪な迫害に関するものです。人間に対する人間の残酷な行為のゆえに血の海があふれるであろう、神とカトリック教会への憎しみ、社会全体の精神的不安がある。創造主に対する不信仰と人間の命に対する攻撃があろうとも、償いと回心がそれに勝るなら、このような未来を回避させてくれる。興味深いことには、聖母は3人の前で第3の秘密の説明についてはお話になりませんでした。

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