10月13日 日曜日

 雨が降っていました。ルチアはいつもの質問をします。「私に何をお望みですか?」聖母はお答えになりました。「ここに、私の誉れのために聖堂が建てられるのを望みます。私はロザリオの聖母です。毎日ロザリオを祈り続けてください。戦争は終り、兵隊たちは間もなく自分たちの家に帰ってくるでしょう。」いつものように、ルチアが聖母にたくさんの意向を告げると、神のご好意を求める人は、自分たちの罪の許しを懇願し、回心しなければならないとお答えになりました。それから、マリアは次のようにおっしゃいました。「主なる神に対してこれ以上罪を犯さないでください。主はすでにたくさんの侮辱を受けておられます。」

 聖母は両手を開いて昇って行かれました。雨雲が分かれ、太陽が見え、マリアのお姿のシルエットが太陽の中に映し出されました。

 約束どおり、幼きイエズスが聖ヨゼフに抱かれマリアと共にお現れになり、3度十字架のしるしをしながら祝福を与えました。

 次に、悲しみの聖母、そしてカルワリオへ向かう主イエズスの上半身が見えました。イエズスは十字架のしるしをして祝福を与えてくださいました。

 カルメル山の聖母が御子を抱いて現れました。太陽の明るさが増していきました。太陽は鮮やかで色とりどりの光を発しながら回転し、地上に落ちてきましたが、ぴたりと止まり、もとの場所に戻りました。太陽の奇跡が起こったのです。こうして、6回のご出現は終わりました。

もどる

天使と牧童たち

5月13日

6月13日

7月13日

8月13日

9月13日

10月13日